addSoundのよくある質問
回答
Q 自分のヘルメットに合わせた音質チューニングをしてみましょう
A
ファームウェアV3.00以降では、以下の機能を盛り込んで、今までより音楽が聴きやすくなるようにしました。
1.実際はヘルメットはスピーカーではありませんので、理想的な音場とは異なります。ヘルメット全般に共通する音のクセの傾向がありますので、弊社研究によりそれに合わせて今回イコライザーで音を調整し直し、聴き易さを改善しています。これにより今までのaddSoundアプリの「イコライザー」は廃止しました。イコライザーはご利用の音楽アプリにて行ってください。
2.新しくDSPを駆使した音質チューニング機能「音のくっきり感」を追加いたしました。
3.「音の広がり感」でaddSoundの電源再投入は不要になりました。ランタイムで変更できます。
ご自分のヘルメットに合わせた音のチューニング方法を以下にご紹介しますので、ぜひお試しください。
まずは走行中ではなく、静かな室内で調整すると良いでしょう。
【1. スマホの音声設定と音楽アプリの設定を確認】
お使いのスマホアプリの音声設定で、ヘッドホンの音圧抑制機能を解除します。
例えば、iPhoneだと「設定」→「サウンドと触覚」→「ヘッドフォンの安全性」で「大きな音を抑える」をオフにします。いまのところAndroidでは同様な設定は見つかりませんが、もしかするとご使用の音楽アプリにそのような機能があるかもしれませんので、ご確認ください。
また、音楽アプリで「ノーマライズ」(iPhoneミュージックでは「音量を自動調整」、Spotifyでは「音量のノーマライズ」など)というものがあることが多いですが、ぜひ有効にしてください。これを有効にすると、アルバムによって音圧レベルが変化してしまうのを避けることが出来、安定した音量で聴くことが出来ます。
【2. ご使用の音楽アプリのイコライザーを一旦フラット(あるいはイコライザーオフ)にする】
V3.00よりイコライザーをヘルメットに合わせた音質チューニングを施しましたので、まずは音楽アプリのイコライザーを変更している場合は、一旦フラットもしくはオフにして聴いてみてください。
この後、必要ならば5.で音楽アプリのイコライザーでお好みの音質に再調整をします。
【3. 「音のくっきり感」で各音域を調整する】
「音のくっきり感」は通常のイコライザーでの周波数ごとの音圧調整とは違う方法で実現しており、楽曲中の大きすぎる音を下げ、騒音などで埋もれた音を引き上げて、全体的に音の粒を揃えるものです。
低音(1kHz以下)・中音(1kHz〜6kHz)・高音(6kHz以上)の3バンドで各7段階(0〜6)の調整が出来ます。
風切り音やバイクのマフラー音などで聴きづらくなっていたかすかな音が引き上げられて聴きやすくなります。
(一番下の【※ご注意】も御覧ください)
低音(1kHz以下)は、ベースやバスドラム、ピアノの低音が該当します。
中音(1kHz〜6kHz)では、ギターやピアノ、スネアドラム、ボーカルほぼ全域が該当します。
高音(6kHz以上)では、ピアノの高音、ハイハット、シンバルが該当します。
お好みに合わせて各バンドを調整してみてください。
例えば、低音の響きが欲しいときは低音を「くっきり」の方向にすると良いです。
また、ギターの金属的なカッティングサウンドや女性ボーカルの高音がうるさく感じるときは「ひかえめ」の方向にします。
因みに弊社所有のヘルメットではこんな感じです。
・アライ SZ-Ram4(ジェットヘルメット) 低音4〜6、中音3〜4、高音4
・ショウエイ GT-AIrII(フルフェイス) & カブト KAMU3(フルフェイス) 低音4〜6、中音4〜6、高音4〜6
【4. 「音の広がり感」を調整する】
「音の広がり感」はサラウンド効果を実現するものです。
これはV2.02ではaddSoundの電源を再投入する必要がありましたが、V3.00からはランタイムで変更できますので、お好みに合わせて調整してみてください。
後ろ寄りに鳴っていた音が耳の横の方に移ってくる感じになり、聴きやすくなります。ただし、かけすぎるとエコー感が強くなってしまいます。ナビの音声などがエコーがかかり始めます。
フルフェイスでは1〜2、ジェットヘルメットでは2〜4くらいが良いと思います。
【5. もうちょっと好みに合わせたい!という場合は、音楽アプリのイコライザーで調整する】
ここまで調整すると、だいぶ音質も整ってくるはずです。
それでももう少し低音を上げたい、中音を抑えたい、などお好みに合わせるのは音楽アプリのイコライザーを変更してみてください。
【※ご注意】
低音は、高速走行時には風切り音の騒音(低音に相当)による工事現場並みの音圧(80dB以上)に埋もれてしまいますので、いくら大きくしても聴き取りやすさには物理的な限界があります。
低音域の上げすぎるとバッテリーの消費が激しくなり、時には過電流保護回路が働いてバッテリーが電流を流すのを止めてしまいます。(電源ボタンも効かなくなります。この様になった場合は、充電を1分ほど行うと復活します。モバイルバッテリーでも大丈夫です。)
また骨伝導スピーカーの振動が大きくなるため、車酔いのような症状が現れることがあるため、addSoundでは制限をかけております。